記者ログ(5/28):バナナ
学生時代のひと頃、毎日八百屋で1房100円のバナナを買って唯一の食事にしていた。今、スーパーで300円を軽く超えるバナナを見ると、自分の大好きなバナナとはまるで別物に感じる。
インフレの世の中だ。敗戦直後の「10万円の貯金が1年後には3万円の価値しかなくなる」というインフレの姿は、作家城山三郎さん…
学生時代のひと頃、毎日八百屋で1房100円のバナナを買って唯一の食事にしていた。今、スーパーで300円を軽く超えるバナナを見ると、自分の大好きなバナナとはまるで別物に感じる。
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