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<ながの社長のふらり酔ってこ>仙台牛を味わう癒やしの空間 焼肉 泰山 定禅寺通り店

白木と白を基調とした明るい店内に、BGMのジャズが心地よく流れる。 仙台牛をはじめとする料理を前に、柔らかな笑顔が印象的な店主の張 泰成(チャン・テソン)さん(左)との会話が弾む
「まぜナムル」(写真奥左・650円)、「ハチノス刺」(同奥右・825円)、 「白センマイ刺」(同奥中・1045円)、「上タン塩の厚切り(6カット)」 (同中央・2600円)、「角ハイボール(濃いめ)」(843円)、「薬味やっこ (小鉢)」(同手前右・440円)、「海老とうずらの大葉揚げ(ハーフ)」(同 手前528円)
「塩上カルビ(4カット)」(1950 円)は看板メニューの1つ。海水塩 で下味を付けたブロック肉を分厚 くカットしていく。特製のわさびダ レで食べるのがお勧めだ
定禅寺通に面した席では、年末の 「S E N D A I光のページェン ト」を眺めながら食事ができる

 定禅寺通と国分町通の交差点にあるビルの3階。多くの人が目にするであろう「焼肉 泰山」の看板が掛かる。店主とは友人を介して数年前に知り合った。今ではプライベートで食事やゴルフをするほどの仲である。

 
 「一番おいしいと思える状態のお肉を提供するのが使命」とおいしさへの飽くなき追及を続ける店主。改めてこの老舗をリポートする。

 
 エレベーターを降りて扉を開けると、そこにはモダンな店内が広がる。正面のスタイリッシュなオープンキッチンと、その左側で開放感を放つ大きな窓。そこからは定禅寺通が一面に広がり、日常の忙しさが俯 瞰(ふ か ん) 的に感じられる癒やしの空間だ。僕はいつも、この場所で日常から離れた優雅な時間を過ごす。

 
 席に座り、ハイボールをいただく。言わずもがな「焼肉 泰山」といえば「仙台牛」がお薦めだが、調味料からこだわり、全てを店内で仕込む前菜や一品料理はどれも絶品だ。お気に入りは「白刺(センマイ)」。丁寧な仕込みのおかげで全く臭みがなく、ぷりぷりした食感がたまらない。さっぱりとした味付けは前菜にピッタリだ。「薬味やっこ」は豆腐の上に置かれた薬味の味がなんとも複雑でうまい。15種類のスパイスを使用した少し辛い味付けでハイボールが進む。

 
 今日のメインに選んだのは「上タン塩の厚切り」。「ねぎ塩ダレ」でいただくのがお勧め。口に入れると、軟らかくも程よい歯ごたえの牛タンとねぎ塩ダレの組み合わせが抜群である。

 
 この他にも、海水塩のみで味付けした「塩上カルビ」や、卵にくぐらせていただく「シルクロース」など、こだわりのメニューが多数。ケヤキ並木を眺めながら、明日への活力を充電しにきてみてはいかがだろう。

仙台市青葉区国分町3-2-5 ゼロキュービル 3階
営/11:30~14:00
17:00~22:00(LO21:20)
TEL 022-738-9929

【ふらり酔ってこ】
 今回の執筆は、会社のオフィスで繰り広げる部下との軽妙なやりとりの動画がSNSでバズり、テレビC Mなどへの露出度を高める「ながの社長」こと総合建設業リンクロノヴァ(太白区)の長野雅樹社長です。(随時掲載)

写真/田附 絢也

(河北ウイークリーせんだい2024年6月27日号掲載)

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