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海開き前に海難事故訓練 宮城・南三陸署などの20人参加

SUPをしていた観光客役の男性を巡視艇から救助する海保の署員

 南三陸町の海水浴場「サンオーレそではま」の海開きを前に、南三陸署と気仙沼海上保安署、町観光協会などによる海難事故対策訓練が24日、同町の志津川漁港であった。約20人が参加し、事故発生時の通報や情報共有を確認した。

 海水浴場内でスタンドアップパドルボード(SUP)をしていた観光客が沖に流されたと想定。海上監視員の通報を受けた南三陸署が海保に連絡した後、海保の巡視艇が「ボードにつかまれますか」などと呼びかけながら近づき、専用の浮輪やはしごで救助した。

 南三陸署の千葉幸嗣地域課長は「関係機関と顔の見える関係をつくれた。観光客は救命胴衣を正しく着用し、家族に行き先を伝えるなどして海のレジャーを楽しんでほしい」と語った。

 通報を体験した町観光協会の千葉裕美さん(38)は「状況をよく観察することが大事だと思った。おかしいと感じたらすぐ通報できるよう、監視員と情報共有したい」と力を込めた。

 今季のサンオーレそではまの開設は7月13~15日と同20日~8月18日。監視員の常駐と海の家などの営業は午前9時半~午後4時。

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