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東北と台湾、相互に観光交流を 仙台で旅行関係者らセミナー

東北からの台湾観光を呼びかけた鄭所長

 今年下半期の東北からの台湾旅行を促進しようと、台湾観光庁東京事務所は6月28日、仙台市青葉区のホテルメトロポリタン仙台でセミナーを開いた。観光・旅行関係者ら約50人が参加し、東北と台湾が相互に観光交流する必要性を確認した。

 東北6県と新潟県の官民でつくる東北観光推進機構(仙台市)は6月から「東北・新潟発『愛台湾(あいたいわん)』キャンペーン」を行い、4月の台湾東部沖地震で被災した台湾への旅行を促進する。鄭憶萍所長は「旅行会社も協力してキャンペーンが始まり、感謝している」とあいさつした。

 東北観光推進機構の紺野純一理事長は「東北から多くの客に台湾を訪れてもらい、東日本大震災で台湾から受けた支援のお返しをしたい」と話した。

 セミナーでは2023年に台湾を訪れた日本人客は約93万人で、新型コロナウイルス禍前の19年の43%にとどまっていることを説明。台湾観光庁は、旅行会社や個人旅行者に対する支援策やプレゼントキャンペーンを紹介した。

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