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<東北の本棚>後半生、内なる充実に光

◎阿部次郎ルネサンス 曽根原理ほか 編

 山形県酒田市生まれの哲学者阿部次郎(1883~1959年)の生涯は大きく二つに分かれる。30歳で著したベストセラー「三太郎の日記」で戦前日本を代表する文化人に上り詰めたのが前半生だとすれば、東京から仙台に移り住み、東北帝大教授として日本文化の研究に尽力した40…

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「東北の本棚」は、地元にゆかりの深い著者の本、東北を舞台にした本などを紹介するコーナーです。小説、評論、ルポルタージュ、写真集、絵本など、さまざまな本を厳選して生活文化部の記者が紹介します。

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