織物、玩具、温かみあふれ 宮城・大和で故今野ひろ子さんの作品展
温かみのある織物や手作り玩具が並ぶ展覧会が、宮城県大和町吉岡の「にしぴりかの美術館」で開かれている。11月13日まで。
仙台市や秋田市を拠点に織物などを作っていた故今野ひろ子さんによる作品約100点以上を展示。織物のタペストリーが中心で、民話「かさこじぞう」や七夕といった題材を落ち着いた色合いで表現している。織物としては珍しい2メートル四方の大作もある。
今野さんが作った指人形やぬいぐるみのほか、ワンピースやブラウス、ジャケットなどの衣服も陳列した。美術館の小野田豊代表は「今野さんの織物からは、自分のイメージを作品として仕上げるための根気や工夫が感じられる」と話す。
無料。午前11時~午後5時半。木曜休館。連絡先は小野田代表070(5011)0028。
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