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マイナビ仙台3失点、逆転負けで開幕戦飾れず WEリーグ

 サッカー女子のSOMPO・WEリーグは15日、仙台市のユアテックスタジアム仙台などで開幕節5試合が行われ、マイナビ仙台は千葉に1-3で敗れた。

 3連覇を目指す三菱重工浦和は2-0で昨季3位の日テレ東京Vを下し、白星発進した。新潟は長野に2-1で競り勝った。

仙台-千葉 後半18分、千葉・小川(左端)に3点目のゴールを決められる。GK清水(小林一成撮影)

立て続けに失点

 仙台は後半、立て続けに失点して逆転負け。前半9分に左クロスを佐々木美が頭で合わせて先制。後半3分にロングシュートで同点とされた。3分後にはFKから勝ち越され、18分にダメ押しされた。前半は主導権を握ったが、パスミスなども目立ち、相手の守備を崩せなかった。

前半リズム、後半に失速

 仙台は不運な失点もあって黒星発進となった。須永監督は「シュートは4本しか打たせず、そのうち2本はペナルティーエリア外から。防ぎようがあった」と悔しさをにじませた。

 後半3分、クリアボールを拾った相手が放った無回転のロングシュートは軌道が変化。GK清水が何とかはじいたものの、バーに当たってゴールに吸い込まれた。6分の2失点目はセットプレーから。GKの鼻先へのロングボールを頭で合わされた。18分の3失点目は、接触プレーで動けなくなった西野のサイドを突破された。

 いずれも守備を崩された結果の失点ではなかったが、相手に主導権は握られていた。長船は「後半はセカンドボールを拾われ、自分たちの時間がつくれず守備に追われた。それで疲れが出て失速した」と課題を口にする。

 前半は出足の速い寄せや、球際の粘り強さで守備から攻撃につなげるリズムが出ていた。9分に佐々木美が先制ゴール。相手に打たせたシュートはゼロ。佐々木美は「前半の戦いが後半も続けられないと勝利に結びつかない」と話した。(関俊哉)

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