講談の魅力楽しんで 宝井琴星一門招き口演 宮城出身の魁星さんも 仙台・10月4日 みちのく愛好会主催
東北のアマチュア講談師らでつくる「みちのく講談愛好会」が10月4日、仙台市青葉区の市福祉プラザで講談会を開く。10回目の開催を記念して、指導を仰ぐ講談師宝井琴星(きんせい)さんと、門下の真打ち琴鶴(きんかく)さん、前座魁星(かいせい)さん(35)=宮城県大河原町出身=を招く。魁星さんが古里の高座に上がるのは初めて。
講談は、張り扇で釈台をたたき、緩急や強弱を付けて歴史の一場面を見てきたように語る。琴星さんは仙台藩祖伊達政宗が登場する「雲居禅師(うんごぜんじ)」、琴鶴さんは孝行の徳を説く「秋色桜(しゅうしきざくら)」を口演する。
魁星さんは柴田高(宮城県柴田町)を卒業後、海上自衛隊に13年勤務。琴星さんの寄席に憧れ、2022年に入門した。当日は、知ったかぶりを戒める「村越茂助(むらこしもすけ) 左七文字(ひだりしちもんじ)」を口演。「主人公の勇ましくも滑稽な立ち回り、主君家康とのやりとりを楽しんでほしい。良い高座ができるよう全力を尽くす」と意気込む。
琴星さんは宝井講談修羅場塾(東京)を主宰。愛好会メンバーも指導を受けており、今回は3人が出演する。自身も高座に上がる代表の村田琴之介さん(69)=仙台市太白区=は「講談の魅力を東北に広めたくて続けてきた。生で聴く機会を楽しんでほしい」と話す。
午後2時開演。入場無料。連絡先は村田さん080(6003)7289。
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