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一力遼三冠「世界一」の懸垂幕 河北新報本社に掲示

一力三冠の応氏杯初優勝をたたえる懸垂幕

 河北新報社は、囲碁の主要国際戦の第10回応氏杯世界選手権で初優勝した一力遼三冠(27)をたたえる懸垂幕を仙台市青葉区五橋1丁目の本社に掲示している。横1・1メートル、縦12メートルで「一力遼三冠 世界一」と記した。9月27日に掲示して以降、囲碁ファンらが写真に収めるなどしている。

 1988年に始まった応氏杯は4年に1度開かれ、「囲碁のオリンピック」ともいわれる。優勝賞金は囲碁界最高の40万ドル(約5700万円)。予選は日中韓と台湾、米国、欧州、東南アジアの棋士計56人が出場した。過去の国別優勝者は韓国6人、中国3人。

 一力三冠は2010年プロ入り。20年に河北新報社に入社。同年、国内七大タイトルの碁聖と天元を初獲得し二冠に。共に防衛は失敗したが、22、23年に棋聖、天元、本因坊を手にし、自身初の三冠となった。精度の高い読みが武器で、国際戦での活躍を期待されていた。24年3月から河北新報社取締役。

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