閉じる

「キャッツ」仙台で長期公演 劇団四季が製作発表 2025年5月スタート

2025年5月開幕の「キャッツ」仙台公演を発表する主催者ら

 劇団四季は11日、人気ミュージカル「キャッツ」の長期公演を来年5月6日~8月20日、仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城で行うと発表した。四季が1983年から上演を続ける大ヒット作。仙台では2003~04、13年に続き、3度目の長期公演となる。

 英国のノーベル賞詩人、T・S・エリオットの詩集が原作。都会のごみ捨て場で年に1度開かれる舞踏会に、新しい命を求めて集まった24匹の猫を描く。個性豊かな踊りのほか、英国の作曲家アンドリュー・ロイドウェバーの「メモリー」などの楽曲も魅力。今回は、仙台では初めて披露される1曲を含む3曲が、近年のロンドン公演に合わせた曲調になっている。

 1981年にロンドンで初演されて以来、世界50カ国以上で上演。四季はこれまで1万1517回上演し1123万人を動員した。来年の仙台公演は99回の上演を予定している。

 宮城野区内であった記者会見で、劇団四季の吉田智誉樹(ちよき)社長は「逆境に負けず強く生き抜く猫たちの生きざまを描いている。生きる喜び、明日への希望を感じてほしい」とあいさつ。主催団体の一つ、仙台市の高橋新悦副市長は「たくさんの方々が来場され、東北の人々に笑顔と感動をもたらすと期待している」と話した。

 主催は劇団四季、宮城県、仙台市、仙台商工会議所、河北新報社。

関連リンク

関連タグ

最新写真特集