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<記憶の素描(37)芥川賞作家・石沢麻依>ゴドー待ちのバク

 左足をけがして以来、歩き回る範囲が極端に狭くなってしまった。旧市街にもめったに行けず、家に近いスーパーに向かうのが精いっぱいで、あとは家の中やアパートの地下にある洗濯機置き場との間をゆっくり行き来す…

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