新聞エコバッグ好評 宮城・栗原のデイサービス利用者が手作り 地元商店などに1000個提供、「地域の輪広がりうれしい」
栗原市金成のデイサービス「ケアスタ中町」の利用者が、古新聞を使ったエコバッグ作りに取り組んでいる。完成品は商店や直売所などに無料で提供しており、買い物客からは「野菜を入れるのにちょうどいい」「とても丈夫に作られている」などと好評だ。
エコバッグは縦32センチ、横26センチの手提げ袋タイプで、利用者が作業を分担して作る。新聞を折る係、持ち手部分を作る係、貼り合わせる係などがあり、検品係も配置して一つ一つ丁寧に仕上げる。細かい作業で指先を使うため認知症予防にも効果があるという。
持ち手を貼る係の千葉清さん(91)は「手を動かすから頭にもいい。コツはとにかく数やって慣れることだよ」と話す。
完成品は金成地区の商店や直売所、日帰り温泉施設、金融機関などに納品。縦横各14センチの小さなエコバッグも作り、地元小学校の児童クラブに届けている。
施設管理者の伊藤博幸さん(48)によると、以前からエコバッグを作っていたが、2、3年前から商店などへの無料提供を始めた。コロナ禍でも地域との交流を継続するのが当初の狙いで、これまでに1000個以上を届けたという。
今年は市社会福祉協議会や若柳署とも連携し、エコバッグを独居老人らに配布する活動を開始。特殊詐欺被害抑止の啓発チラシなどをエコバッグに貼り、防犯や交通安全を呼びかけている。
伊藤さんは「エコバッグをきっかけに地域の輪が広がってうれしい。利用者もただ介護されるだけでなく、地域の役に立っているという実感を持って取り組めている」と話す。
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