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福島・大熊に原発事故後初めて民間ホテル、25年1月11日に開業 シングルとツイン計82室

管理棟(左)の前でテープカットする関係者。右奥が宿泊棟

 東京電力福島第1原発が立地する福島県大熊町に来年1月11日、設計・建設のタイズスタイル(大熊町)が原発事故後初めて民間のビジネスホテルをオープンさせる。町の情報発信拠点としての役割も担い、町外から人を呼び込む。

 名称は「タイズヴェルデホテル」。町大川原地区にある役場周辺に鉄骨2階の宿泊棟4棟と、情報発信スペースを含む管理棟1棟を整備する。シングルとツインの計82室でコインランドリーも備える。

 竣工(しゅんこう)式が19日に現地であり、同社の吉田学社長は「町に来て良かったと安らげるようなホテルにしたい」と述べた。将来的には、大学の宿舎や会社の宿泊施設としての活用も検討しているという。

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