秋田県知事選 自民県連、立候補表明2氏と面会 推薦の是非、年内判断
自民党秋田県連は19日、県議による常任総務会を開き、任期満了に伴う秋田県知事選(来年3月20日告示、4月6日投開票)への立候補を表明した元同党県議鈴木健太氏(49)、前副知事猿田和三氏(61)と面会した。両者ともに推薦を求めており、県連は年内に対応を決める方針。
面会は非公開。約15分ずつ考えを述べ、県議からの質問はなかった。終了後、報道陣に猿田氏は「立候補の決意や経緯、抱負を聞いてもらった」と説明。鈴木氏も「思いの丈を伝えた」と話し、推薦を得る手応えについては「さまざまな状況を考えると分からない」と語った。
県連内では両者それぞれを推す声がある。来夏の参院選を念頭に「分裂を避けるために自主投票も致し方ない」と話す県議もおり、判断が注目される。
県連副会長の柴田正敏県議は「双方良い話で会派の参考にしたい。(結論は)長々と延ばしておけない」と述べ、改めて年内に対応を決める意向を示した。
2人は無所属で立候補し、広く政党に支援を求める方針。このほか卓球Tリーグ「琉球アスティーダ」運営会社社長の早川周作氏(48)も立候補を検討している。
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