宮城・名取特産のキクラゲ、全国へ届け 加工品のゆうパック発送を開始
名取市産キクラゲの加工品を全国に届けるゆうパックの出発式が、名取市民体育館であった。国内消費は中国からの輸入ものが大半を占める中、関係者は知名度アップで市の新たな特産品に育てたい考え。市内産キクラゲがゆうパックに採用されるのは初めて。
キクラゲは建設業の一路(福島県浪江町)が農業に参入し、2019年4月に名取市植松で生産開始。生産能力は国内最大級の年300トンで、コロナ禍前は宮城県を生産量日本一に押し上げたほどだったという。
外食需要低迷で本年度生産量は50トンほどだが、来年度は240トンを見込む。生産方法などの国の基準をクリアした有機JAS認証も受けている。商品は乾燥キクラゲやラー油などとあえた加工品など5セット、価格は2300円から。
来年3月まで全国に発送する。式は13日にあり、キクラゲ販売会社ニチモフーズ(東京)の日浦盛次社長は「ビタミンDと食物繊維がたっぷりあり、おでんやお鍋に入れてもおいしい。名取のキクラゲを多くの人に知ってほしい」と話した。
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