「感動分かち合い、東北盛り上げたい」社会人野球・トヨタ東日本監督就任の大谷龍太さんが抱負
社会人野球、トヨタ自動車東日本(岩手県金ケ崎町)のコーチから監督に就任した大谷龍太氏(36)が8日、同町の室内練習場で記者会見し「全国大会を目標に地元の皆さんと感動を分かち合い、東北を盛り上げたい」と抱負を述べた。
大谷監督は岩手・前沢高を卒業後、社会人野球の水沢駒形野球倶楽部(岩手県奥州市)と独立リーグの高知ファイティングドッグス(高知市)で外野手としてプレー。トヨタ自動車東日本では2012年の創部当初から選手兼コーチとしてチームを支え、22年からは専任コーチとなった。
チームは18年の都市対抗野球大会に初出場して以来、全国の舞台から遠ざかっている。当時1番打者として東京ドームに立った経験を振り返り「あの観衆の前でプレーできる幸せは何物にも代えられない。選手にも経験させたい」と意気込んだ。
弟は米大リーグ、ドジャースの大谷翔平(30)。「『世界一のプレーヤーになる』と言って海を渡り、結果を出している。不思議な感覚はあるが、一ファンとして見ている」と強調。弟から励まされたかどうか問われると「ご存じの通り、口数の多い男ではないので」と答えた。
自身が率いるチームについても「妥協せず、自分が決めたことをやり通す人が活躍する世界。選手には意識を高く持ってほしい」と期待した。
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