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CO2排出減策、企業が学び合う 仙台で脱炭素セミナー、東北電力などが取り組み例紹介

脱炭素の取り組み事例を紹介したセミナー

 七十七銀行は20日、温室効果ガスを実質ゼロにするカーボンニュートラルを推進する「脱炭素セミナー」を、仙台市青葉区の本店で開いた。自治体や企業、金融機関が気候変動に対する取り組み事例を紹介した。

 東北電力法人営業部の長根靖浩グループマネジャーは、空気中の熱エネルギーを集めて空調や給湯に使う技術を使った「ヒートポンプチラー」を説明。二酸化炭素(CO2)排出量を年間で約40%削減する効果があるとPRした。

 七十七銀は環境に配慮した取り組みを段階的に支援する自社サービスを取り上げた。コンサルティング営業部の小野寺悠リーダーは「CO2排出量の算出から、設備投資の資金調達に至るまで、多様なメニューがある。対話を通じて課題解決につなげたい」と語った。

 市脱炭素経営推進課の田代翼技師は「温室効果ガスの削減は、大企業だけでなく、サプライチェーン(供給網)全体で取り組むことが大事」などと強調した。

 セミナーは、宮城県内の自治体や企業がまちづくり推進のため情報共有する「みやぎ広域PPPプラットフォーム」活動の一環。オンラインを含め約60人が参加した。

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