メインバンクはどこ? トップはやはり七十七銀 帝国データが宮城県内企業調査
帝国データバンク仙台支店は、2024年10月末時点の宮城県内企業2万4819社のメインバンク(主力取引銀行)調査の結果をまとめた。トップは七十七銀行の1万3879社で、シェア率は前年同期とほぼ同じの55・9%だった。県内に本店がある金融機関が8位まで連なり、全体で8割超を占めた。
2位は仙台銀、3位は杜の都信金
10位までのメインバンクとシェア率はグラフの通り。2位の仙台銀行は3234社で、シェア率は13・0%だった。
3位以降は杜の都信用金庫(仙台市)1467社、仙南信金(宮城県白石市)597社、石巻商工信用組合(宮城県石巻市)503社、石巻信金(石巻市)443社、気仙沼信金(宮城県気仙沼市)357社、宮城第一信金(仙台市)356社と続いた。
県外勢は9位に北日本銀行(盛岡市、324社)、10位にきらやか銀行(山形市、284社)が入った。メガバンクは三菱UFJ銀行(215社)の12位が最高だった。
業種別では、全業種の1、2位が七十七銀、仙台銀の順だった。運輸・通信、その他産業を除く6業種は、七十七銀のシェアが5割を超えた。売上高別も七十七銀がいずれもトップ。50億円以上の企業は2位にみずほ銀行、3位に三井住友銀行が入った。
調査は企業データベースにある県内企業の情報を分析した。仙台支店の担当者は「コロナ禍を機に、事業再生を支援する役割が強く求められるようになった。中小企業に寄り添った細やかなサービスを提供できるかどうかが、注目される」と説明した。
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