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大谷、スーパースターの価値証明 打者専念で新たな地平

 米大リーグ、マーリンズ戦の7回に50号2ランを放ち、ベンチで祝福されるドジャース・大谷翔平。メジャー史上初の「50本塁打、50盗塁」に到達した=19日、マイアミ(共同)

 投打「二刀流」で歴史をつくってきたドジャースの大谷が、打者に専念したシーズンで新たな地平を切り開いた。

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 100年以上の長い歴史を持つ大リーグで、前人未到の「50本塁打、50盗塁」を達成。昨年12月に10年総額7億ドル(約1015億円=為替レートは入団合意時)の大型契約で名門球団に入ったスーパースターは「勝つことが僕にとって一番大事なこと」と宣言したように、打と走で全力プレーを展開。移籍1年目から自身の価値を証明した。

 3月の開幕直後に元通訳による違法賭博事件が発覚。睡眠時間が削られた時期もあったが「メンタルがプレーに影響するとは思っていない」と言い切った。昨年9月に手術した右肘のリハビリを進めつつ、着実に本塁打と盗塁を積み上げた。8月23日には劇的なサヨナラ満塁本塁打を放ち、過去5人しかいない「40本塁打、40盗塁」に史上最速で達した。

 二刀流で2度の最優秀選手(MVP)や本塁打王に輝いた大谷が、打者に専念。パワーと速さを兼備した至高の打者の姿を示し、比類なき金字塔を打ち立てた。(共同)

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共同通信

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