在韓日本人「何が起きた」 不安、戸惑いの声上がる
韓国在住の日本人らからは4日、不安や戸惑いの声が上がった。「何が起きているのか…」「まともな判断じゃない」。国会前に駆け付けたものの、近寄れない状況を語るジャーナリストもいた。
ソウル有数の繁華街・梨泰院で日本料理店を経営する男性は「街の様子に大きな変化は感じられない。何が起きているのかよく分からない」と不安げな様子。3日午後11時半ごろに通常通りに店を閉めて自宅に向かったが、交通機関も稼働しており、深夜営業を続けている飲食店もあったという。
群馬県出身の在日コリアンで現在はソウル近郊に住むジャーナリスト徐台教さん(45)は、非常戒厳を知り、急いで国会前に駆け付けたという。「まともな判断とは思えない。抗議する市民が多数集まり国会を囲んでいるが、警察に封鎖され入れない」と語った。
韓国に取材に来ていた横浜市在住のジャーナリスト布施祐仁さん(47)も国会前に向かった。「政府に抗議する老若男女の市民がどんどん増えている。軍の車両も多数の市民に追い返されていた。多くの軍のヘリが国会に向かっていて、一体どうなるのか」と話した。
共同通信