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キーウにミサイル250発超 24年ロシアから、警報500回

 ロシアのミサイル攻撃で被害を受けた建物=12月20日、ウクライナ・キーウ(AP=共同)
 ロシア軍の攻撃で被害を受けた街区。ミサイルの破片が落下した影響か、車両が焼け焦げ建物が損傷している=20日、キーウ(共同)

 【キーウ共同】ウクライナの首都キーウ(キエフ)の当局者は30日、ロシアが2024年、キーウに対し計1300機以上の無人機、計250発以上のミサイルで攻撃を加えたと通信アプリで発表した。約550棟の住宅が壊されたという。当局者は「困難な年となった。空襲警報は500回発令された」と述べた。

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 当局者によると、24年のキーウ攻撃では、巡航ミサイルや北朝鮮製を含む弾道ミサイル、極超音速ミサイル「キンジャル」などが使われた。電力インフラへの攻撃が継続され、停電が起きたのは約100日間となった。

 前線に近い地域からキーウに避難する市民が増えており、1年間で約1万1千人増加したという。

 ロシアとウクライナは30日、戦争捕虜を交換したと発表した。ゼレンスキー大統領は兵士ら189人を取り戻したと発表し、捕虜交換を支援したとしてアラブ首長国連邦(UAE)に謝意を表明した。ロイター通信によると、ロシア国防省は両国がそれぞれ150人の捕虜を解放したと発表した。

共同通信