日本海側で大雪、引き続き警戒 高速道路や新幹線、交通の乱れ
強い冬型の気圧配置が続き、10日は北日本から西日本の日本海側で山間部を中心に大雪となった。一部の高速道路が通行止めになり、新幹線で運転見合わせや遅れが出るなど、各地の交通や物流が混乱した。冬型の気圧配置は緩むが、11日にかけて強い寒気の影響が残るため、本州の日本海側では山間部などで降雪が続くとして、気象庁は警戒を呼びかけている。
高速道路各社によると、10日、北陸自動車道ではスリップ事故で新潟市内の上り線が未明から昼ごろまで通行止めとなり、約100台が一時滞留した。東名・名神高速道路では、愛知県から滋賀県にかけ広範囲で上下線の通行止めが続いた。
新幹線のダイヤも乱れた。除雪作業が難航しているとして、山形新幹線は福島―新庄間の上下線で始発から午前11時まで運転を見合わせ、計13本が運休した。東海道新幹線は始発から、名古屋―新大阪間で速度を落として運転。山陽新幹線との直通列車を含め、上下線で計91本が最大54分遅れ、計約7万1千人に影響した。
共同通信