男性刺され死亡、無差別か　男が逃走、２人重軽傷

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　２２日午後８時５分ごろ、長野市のＪＲ長野駅前で「男性が刺され、意識や呼吸がない」と１１９番があった。長野県警によると、長野市の会社員丸山浩由さん（４９）が左の脇腹を刺され、死亡した。別の３０代男性は右の背中を刺され重傷で、４０代女性も服を刺され、左の背中に軽傷を負った。刃物のようなものを持った男が現場から逃走。３人はバス乗り場付近でバスを待っていたといい、県警は無差別的に襲撃したとみており、殺人や殺人未遂容疑で行方を追っている。

　男について被害者は「面識がない。４０代ぐらいで現場から南へ逃走した」と説明したという。県警によると、男は身長約１６５〜１７５センチの痩せ形で、頭に白い布のようなものを巻き、ジャンパーに長ズボン、眼鏡を着用していた。

　現場は、市中心部で近くに飲食店などが立ち並ぶ。駅前バス乗り場は一時、騒然となった。周囲に規制線が張られ、刺されたとみられる付近に血だまりができていた。消防によると、通報者は周囲の人が被害者の心臓マッサージをしていると話していた。

　現場から刃物などの凶器は見つかっていない。