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夜間中学生徒、全国で1969人 2年前調査の1・3倍、文科省

 文部科学省

 義務教育を終えていない人らを対象とする夜間中学に通う生徒は2024年5月時点で1969人となり、前回調査(22年5月時点)から1・3倍に増えたことが31日、文部科学省の調査で分かった。うち日本国籍は713人(1・4倍)。外国籍は1256人(1・2倍)で、中国やネパールが多い。

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 文科省の担当者は、前回は外国籍の生徒の減少など新型コロナウイルス禍の影響があったとした上で、「不登校などで学齢期に通えないまま中学を卒業した日本国籍の方の学び直しの場所になっている」と説明した。

 年齢別では、39歳以下の若年層が前回調査より328人増の1114人となり、全体の56・6%を占めた。

 入学理由は、日本国籍の生徒は「中学校の学力を身に付けたいため」が359人(50・4%)で最多。外国籍の生徒は「日本語が話せるようになるため」が508人(40・4%)で最も多かった。いずれも「高校に入学するため」が2番目に多かった。

 夜間中学の設置数は、24都道府県の53校で前回調査から13校増えた。

共同通信

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