遠藤民放連会長が辞意表明 フジ問題「私は適切ではない」
元タレント中居正広さんと女性とのトラブルに端を発するフジテレビの問題を受け、民放連は5日、遠藤龍之介会長が辞意を表明したと発表した。遠藤氏はフジテレビ副会長も務めている。
民放連によると、遠藤氏から同日「私が民放連会長を続けることは適切ではないと考えている。次期会長に職務を引き継げるようになった段階で会長職を退きたい」と申し出があったという。民放連は今後、次期会長の選定手続きに入る。
問題発覚後の1月23日に開かれた民放連の会見では「民放全体への不信感を招いている事態」とし、その後の取材では民放連会長としての進退について「いつの段階になるか、はっきりとは言えないが、調整することになる」と語っていた。
一連の問題では同27日、フジの港浩一社長と嘉納修治会長が辞任。遠藤氏も第三者委員会の調査結果が出る3月末ごろをめどにフジ副会長を辞任する意向を示している。
民放連は207社の民間放送事業者で構成し、会長は代々キー局から輩出。遠藤会長は2022年6月に就任し、現在2期目。
共同通信