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維新2県議処分26日に公表 情報漏えい、除名と離党勧告検討

 兵庫・維新県議の情報提供問題の経過

 斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題を巡り、昨年の知事選期間中、日本維新の会所属の県議が政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志氏に告発者の私的情報などを漏らした問題で兵庫維新の会は25日、増山誠県議と岸口実県議の処分に向けた執行役員会を開いた。関係者によると増山氏を除名、岸口氏を離党勧告とする方向で議論したが、この日は決定内容を非公開とした。26日午後に金子道仁代表が公表する。

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 日本維新代表の吉村洋文大阪府知事は25日、増山氏について「維新の公認で当選している以上、除名となれば議員辞職するべきだ」と府庁で記者団に述べた。

 増山氏は知事文書問題の県議会調査特別委員会(百条委)元委員で、岸口氏は元副委員長。増山氏は昨年10月31日、知事選への影響を考慮し非公開とされた百条委尋問の音声データなどを立花氏に漏えいした。岸口氏は同11月1日、告発者の私的情報を含む文書を立花氏に渡す場に同席した。

共同通信