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岩手の山林火災、焼損面積が倍増 1200ヘクタール、態勢増強

 白煙が上がる岩手県大船渡市の山林火災現場=28日午前8時43分
 白煙が上がる岩手県大船渡市の山林火災現場=28日午前10時20分(共同通信社機から)

 岩手県大船渡市の大規模山林火災が発生して3日目の28日、市は焼損面積が少なくとも1200ヘクタールになったと発表した。これまで600ヘクタール以上としており、実態把握が進んで倍増した。鎮火の見通しは立たず、消防や自衛隊が態勢を強化して地上と上空から消火に当たった。県によると、ヘリコプターは27日より6機多い16機に増強。散水能力が高い自衛隊の大型ヘリを4機に倍増させる。

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 政府は28日、首相官邸に設置していた情報連絡室を、官邸対策室に格上げした。総務省消防庁は新たに群馬、埼玉、千葉、東京の4都県に緊急消防援助隊の出動を要請し、活動規模は計12都県447隊1675人になった。

 岩手県や大船渡市によると、26日の出火以降、同市赤崎町や三陸町綾里の少なくとも6地区で建物被害が出た。住宅など84棟が燃えたとみられる。赤崎町合足では火の手が西側に向かって、大船渡湾方面に広がっているという。また27日、成人男性とみられる1人の遺体が見つかり、県警は火災に巻き込まれたとみて身元確認を急ぐ。

共同通信

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宮城県警 みやぎセキュリティメールより