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米大統領、鉱物合意は「防御策」 英首相「侵略者を利するな」

 27日、米ホワイトハウスで、スターマー英首相(左)と握手するトランプ米大統領(AP=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米大統領はホワイトハウスで27日、スターマー英首相と会談し、ロシアとの戦争が終結した場合のウクライナに対する安全保障を協議した。トランプ氏は米国とウクライナの鉱物資源合意が同国を守る「防御策になる」と主張。スターマー氏は「侵略者」のロシアを利する合意になってはならないと訴え、米国の関与を求めた。

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 会談後の共同記者会見で、スターマー氏はウクライナの和平実現後に英国が平和維持のための軍部隊をウクライナに派遣する用意があると表明。「和平を保つための唯一の方法だ」と説明した。和平合意に前のめりなトランプ氏に「侵略者に報償を与えるような和平になってはならない」とくぎを刺した。

 スターマー氏は恒久的な和平を実現するためのウクライナ支援の必要性を訴えたが、トランプ氏の消極的な姿勢は変わらず、溝は埋まらなかった。

 トランプ氏は和平合意を優先すべきだと強調。戦争終結後のウクライナに対する情報協力などは明確に否定しなかったが、米国の具体的な関与については「話したくない」と述べた。

共同通信

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