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24年訪日クルーズ客は4倍増 143万人、コロナ禍から回復

 昨年4月、小樽港「第3号ふ頭」に入港したクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス=北海道小樽市(同市提供)

 国土交通省は28日、2024年にクルーズ船で日本を訪れた外国人客が143万8千人(速報値)だったと発表した。前年の35万6千人に比べ4倍、ピークだった17年252万9千人の57%の水準となり、新型コロナウイルス禍からの回復が大きく進んだ。外国船会社のクルーズ船が立ち寄った先は前年と同じ97港だった。

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 クルーズ船での訪日客は「ダイヤモンド・プリンセス」でのコロナ集団感染を受け、20年3月に受け入れを停止したため、20年は12万6千人、21〜22年はゼロだった。業界団体が対策指針を策定し、再開にこぎ着けたのは23年3月で、24年は2年目に当たる。

 24年の143万8千人の出発地は、中国発が95万1千人で最も多く、台湾発24万人、日本発15万9千人と続いた。中国発は17年の217万3千人に比べると半数以下で回復が遅れている。コロナ禍後、中国政府がクルーズ船の再開を認めるのが遅かったためだ。

 外国船会社のクルーズ船は前年比1・5倍の1923回、17年の96%まで回復した。

共同通信

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