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定期金利2倍に1カ月0・25% 大手3行、引き上げ競争は激化

 三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行の看板=2018年

 大手銀行5行が3月から適用する円定期預金の金利が28日、出そろった。比較的需要が大きい1カ月の金利は三菱UFJ銀行、三井住友銀行、三井住友信託銀行の3行が0・25%と従来の2倍に引き上げる。みずほ銀行とりそな銀行はともに0・225%で、競争激化は必至だ。

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 日銀の追加利上げを背景に各行は貸出金利を引き上げている。収益につながる融資を伸ばすため、元手となる資金をより多く確保する必要があり、預金を集める重要性が増している。

 三菱UFJ銀によると、1カ月定期預金で0・25%の金利はリーマン・ショック直後の2008年11月以来、約16年3カ月ぶりの高水準。「政策金利を参考に総合的に決めた」と説明する。

 引き上げ対象の定期預金は三菱UFJ銀、みずほ銀が期間1カ月〜10年で、引き上げ幅は0・1〜0・2%でそろった。三井住友銀は同じ期間で0・125〜0・225%だった。三井住友信託銀は1カ月〜7年で0・125〜0・15%引き上げる。りそな銀は1カ月〜5年で0・1〜0・15%の幅で改定する。

共同通信

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