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ミャンマー国境で邦人確保 武装勢力、道警が逮捕状

 タイ北西部メソトから見えるミャンマー東部の詐欺拠点が集まる地区「シュエココ」の建物=2月19日(共同)

 【メソト(タイ北西部)共同】犯罪組織の特殊詐欺拠点が集まるミャンマー東部を実効支配する少数民族武装勢力が26日夜、日本人の男(36)をタイとの国境付近で確保したことが分かった。武装勢力が28日明らかにした。複数の関係者によると、北海道警が窃盗容疑でこの男の逮捕状を取っていた。男は武装勢力に対し「日本に帰りたくない」と話している。

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 確保したのは武装勢力「国境警備隊(BGF)」で、ミャンマー東部ミャワディの詐欺拠点が集まる「シュエココ」で発見。BGFによると、捜索を日本側から依頼されていた。日本に送還する方針という。約4カ月前からミャンマー側に入り、詐欺に関わっていたとみられ、BGFはシュエココで「身を隠していた」と説明した。

 BGFは2月に複数の詐欺拠点の捜索中、保護しようとしていた多数の外国人が逃走したと説明。現場にいるとみていた計約20人の日本人も所在不明になっていると明らかにしていた。

 少数民族勢力はタイ当局に促されて2月に捜索を本格化。BGFが約7千人、別の勢力が約600人を保護している。

共同通信

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