関東南部の平地で大雪の恐れ 東京も、帰宅時に注意を
本州の南岸を進む低気圧の影響で、関東甲信は5日朝にかけて山沿いや山地を中心に、関東南部の平地でも大雪となる所があるとして、気象庁は4日、路面凍結による交通障害に警戒するよう呼びかけた。東京都は4日夕方から多摩を中心に大雪となり、23区でも積雪となる所がある見込み。
国土交通省などは4日、大雪による幹線道路上の車両滞留を回避するため、大規模な予防的通行止めを実施すると発表した。午後3時以降、東名高速道路や首都高速道路、国道1号などの一部で順次、実施する見通し。
気象庁によると、予想より気温が低くなったり、降水量が多くなったりした場合は、東京都や埼玉県でも警報級の大雪となる可能性がある。帰宅する時間帯に降る恐れがあり、注意が必要だ。
本州の南岸には前線が停滞。前線上の東シナ海付近に低気圧が発生し、5日にかけて東北東へ進む。
東京都で5日午前6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、多摩西部15センチ、多摩北部、多摩南部8センチ、東京23区3センチ。