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「米国はもはや仲間ではない」 ウクライナ、失望と憤り

 取材に応じるエドワルド・ボチオンさん=4日、キーウ(共同)

 【キーウ共同】「米国は信頼できない。もはや仲間とは言えない」「ウクライナだけで戦うしかないのか」。トランプ米政権が3日、対ウクライナ軍事支援を停止したことで、ウクライナの市民や兵士の間では失望と憤りが広がった。

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 「ニュースを聞いて衝撃を受けた。とても動揺している。米国の助けがないまま、ロシアの侵略を防げるとは思えない」。軍に入隊したばかりで訓練中のエドワルド・ボチオンさん(46)は首都キーウ(キエフ)の駅で静かに話した。これから電車で訓練場に向かう途中だという。

 約1カ月の訓練を経て東部ハリコフ州方面で従軍する予定だ。「前線は今でも非常に厳しい。米国の兵器が届かないと、さらに多くの兵士が犠牲になる」と不安を吐露した。東部ドネツク州で戦う兵士イワン・バウレニュクさん(44)は「影響は計り知れない。生き残るための道を自分で探すしかない」と語った。

共同通信

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