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米国との首脳会談決裂は「遺憾」 ゼレンスキー氏改善に動く

 ウクライナのゼレンスキー大統領

 【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、X(旧ツイッター)で、2月28日のトランプ米大統領との会談決裂について「こんな事態になって遺憾だ。今こそ、正しい方向に戻す時だ」と訴えた。米国がウクライナへの軍事支援を停止したことを受け、関係改善に動いたとみられる。

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 ゼレンスキー氏は「できるだけ早く和平交渉のテーブルに着くつもりだ。トランプ氏のリーダーシップの下、平和実現のために努力する用意がある」と指摘。まずは捕虜の解放や空爆の停止でロシアと合意し、その後、海上での戦闘停止につなげる考えを示した。

 首脳会談で合意に至らなかった鉱物資源の交渉に関しては「鉱物と安全保障に関する協定に、いつでも、どんな形式でも署名する」と強調した。

 バンス米副大統領は4日、鉱物資源交渉について「トランプ大統領の政策の非常に重要な一部だ」と記者団に説明し、合意はまだ可能だと指摘した。

共同通信