NY株、大幅続落670ドル安 貿易戦争に懸念、売り拡大
【ニューヨーク共同】4日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は大幅続落し、前日比670・25ドル安の4万2520・99ドルで取引を終えた。トランプ米政権による中国などへの関税措置に伴う貿易戦争への懸念が広がり、売り注文が膨らんだ。通商摩擦への警戒感から前日の取引でも650ドル近く下落しており、2日間の下げ幅は計1300ドルを超えた。
トランプ政権は4日、メキシコ、カナダからの輸入品に対する25%の関税を発動し、中国にも追加関税を上乗せした。米国の対応を受け中国、カナダは報復関税を発表し、メキシコも検討を表明。報復合戦による世界経済低迷への警戒感から売りが拡大した。