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集じん機爆発で3人死傷、愛知 トヨタ系の中央発条

 愛知県豊田市の現場、中央発条藤岡工場
 爆発事故が起きたトヨタ自動車系部品メーカー「中央発条」藤岡工場=6日午前10時25分、愛知県豊田市(共同通信社ヘリから)

 6日午前8時5分ごろ、愛知県豊田市深見町向イ洞のトヨタ自動車系部品メーカー「中央発条」藤岡工場で、従業員の男性から「建物内の集じん機が爆発した」と119番があった。豊田市消防本部によると、男性(40)1人が死亡したほか、44歳と52歳の男性が軽傷を負った。発生から約3時間後、火災は鎮圧状態となった。

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 工場敷地内には多くのパトカーや消防車が止まり、焦げた臭いが漂った。爆発があったとみられる建物は外壁や屋根が吹き飛び、茶色く変色。工場で働く男性は「朝礼中に横に揺れる振動とともにドンという音が聞こえ、煙も見えた」と動揺した様子で話した。

 中央発条によると、工場では、ばねなど自動車部品を製造。2023年10月にも爆発事故があり、部品が不足したトヨタは完成車工場を順次停止し、一時8工場13ラインに拡大、収束に10日を要する事態となった。

共同通信

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