女性働きやすさ、日本は27位 2年連続でワースト3番目、英誌
【ロンドン共同】英誌エコノミストは8日までに、先進国を中心とした29カ国を対象に、女性の働きやすさを指標化した2024年のランキングを発表した。首位はスウェーデン(前年2位)で、上位4カ国を北欧諸国が占めた。日本は前年に続き下から3番目の27位だった。28位は韓国、最下位はトルコだった。
2位以下はアイスランド、フィンランド、ノルウェーの順だった。北欧諸国は男女平等と共働きを支援する政策により、常に上位を占めている。
最も順位が上がったのはニュージーランドで、前年の13位からフランスなどと同じ5位に浮上。主要国では英国とカナダが14位、イタリアが16位、米国が19位だった。
企業における女性役員の割合は16年の21%から33%に増え、英国やフランスでは男女がほぼ同数だった。一方、女性の平均賃金は男性より11・4%低く、日本やオーストラリアなどでは賃金格差が拡大しているという。
女性議員の割合も34%を上回り、英国では昨年の総選挙の結果、35%から41%に上昇した。