東北新幹線、１４日から連結再開　こまち側の異常判明、機器を固定

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　東北新幹線はやぶさ・こまち２１号の連結が走行中に外れたトラブルを巡り、ＪＲ東日本は１１日、対策を講じた上で、１４日から連結運転を順次再開すると発表した。何らかの電気的異常により、こまちの連結器が分離する動作を繰り返していたといい、分離しないよう運転席にある関連機器を金具で固定する。１５日には連結運転を全面再開し、同日からのダイヤ改正は計画通り実施する方針。

　ＪＲ東日本によると、通常は連結を外すよう運転席のボタンを押すと電磁弁が作動し、運転席にあるレバーが動いて連結が分離する仕組み。トラブル直後、こまちの車両を調べたところ、分離する動作を繰り返しており、電気的な異常が発生して誤った指令が出ていた可能性がある。

　ＪＲ東は当面の対策として、分離指令が出てもレバーが作動しないよう金具を使って固定する。効果を検証するため、１２日に走行試験を実施し、問題なければ連結運転を再開する。原因究明を終え、誤作動を防ぐ恒久的な対策が取れる時期の見通しは立っていない。