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30日間の停戦受け入れ準備 ウクライナ、ロシアの対応焦点

 協議後に撮影に応じるルビオ米国務長官(左から2人目)とウクライナのイエルマーク大統領府長官(中央)=11日、サウジアラビア・ジッダ(ウクライナ大統領府提供、ロイター=共同)
 11日、サウジアラビア・ジッダで米ウクライナ高官協議を前に設置された3カ国の国旗(ゲッティ=共同)

 【ワシントン、キーウ共同】米ウクライナ両政府は11日、サウジアラビア西部ジッダで開いた高官協議後に共同声明を発表し、ウクライナは米国が提案したロシアとの30日間の一時停戦を受け入れる準備があると表明した。米国は一時停止したウクライナへの軍事支援と機密情報提供の即時再開を約束し、ウクライナが再開を確認した。停戦実現にはロシアの対応が焦点となる。

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 3年以上に及ぶロシアのウクライナ侵攻で、具体的な期間を伴う停戦案が議題になったのは初めてとみられる。トランプ大統領は「ウクライナが停戦を受け入れた。ロシアも受け入れることを望んでいる」とし、週内にもロシアのプーチン大統領と対話するつもりだと記者団に述べた。ウクライナのゼレンスキー大統領を再びホワイトハウスに招くとも語った。

 米政府は近く高官をロシアに派遣し、ロシア側の対応を確認する考え。米ウクライナ両政府は和平交渉に向けたチームを結成することや、ウクライナの鉱物資源の共同開発に関し協定を早期に締結することで合意した。

共同通信

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