千葉知事に熊谷俊人氏再選確実 与野党相乗り、現職が3新人破る
任期満了に伴う千葉県知事選は16日投開票の結果、自民、立憲民主など5党の地方組織の支持を得た無所属現職熊谷俊人氏(47)が、無所属の元国会議員秘書小倉正行氏(72)=共産推薦=ら新人3人を破り再選を確実にした。同日投開票の千葉市長選でも、無所属現職神谷俊一氏(51)の再選が確実となった。
熊谷氏は災害対策など1期目の実績をアピール。地方組織レベルで自民、立民の他、日本維新の会、国民民主、公明3党からも支持を受け、終始リードを保った。
再選確実が決まった後、千葉市のホテルで支援者らを前に「県民の負託に応えるべく、命と暮らしを守る県政実現にさらにまい進したい」と語った。
小倉氏は県の水道料金引き上げ方針を撤回するよう主張したものの、浸透しなかった。落選後、選挙事務所で記者会見し「期待に応えられず痛恨の極みだ」と述べた。
政治団体「NHKから国民を守る党」党首立花孝志氏(57)、同「つばさの党」代表黒川敦彦氏(46)の2新人も、支持が集まらなかった。