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米軍、日本郵船運航船にも空爆か フーシ派系TV報道、23年拿捕

 拿捕された日本郵船運航の貨物船「ギャラクシー・リーダー」=2023年11月(フーシ派メディアセンター提供、AP=共同)

 【テヘラン、ワシントン共同】イエメンの親イラン武装組織フーシ派の系列テレビは17日、米軍の空爆で、フーシ派が2023年11月に紅海で拿捕した日本郵船運航の貨物船「ギャラクシー・リーダー」も攻撃を受けたと報じた。被害の規模は不明。空爆を続けているとみられる米国に対してフーシ派は反撃した。パレスチナ自治区ガザの停戦交渉が不透明感を増す中、紅海情勢が一層緊迫している。

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 ルビオ米国務長官は16日、米CBSテレビのインタビューでフーシ派が紅海やアデン湾で商船を攻撃する能力を失うまで、米軍が空爆を続けると表明した。15日の空爆は「イランに対するメッセージだ」と述べ、イランにフーシ派への支援をやめるよう求めた。フーシ派によると、53人が死亡し98人が負傷した。

 フーシ派系列テレビは17日にも、米軍が同派支配の複数地域を空爆したと報道。15日とは別の空爆があったとみられる。

 フーシ派の指導者アブドルマリク・フーシ氏は16日のテレビ演説で「米空母と軍艦が標的だ」と語った。

共同通信

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