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イスラエル、ガザ攻撃再開 ハマスが「停戦案拒否」

 破壊された家の外で料理するパレスチナ人の一家=17日、ガザ北部ジャバリヤ(AP=共同)

 【エルサレム共同】イスラエル軍は18日、パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスに対する大規模攻撃を実施したと発表した。イスラエル首相府は声明で、米国の停戦案をハマスが全て拒否したため、ネタニヤフ首相の指示で攻撃したと主張した。ロイター通信は子どもを含む少なくとも80人が死亡したと伝えた。1月に発効した停戦合意は存続が危機的状態になった。ハマス幹部は「一方的な停戦合意破棄だ」と反発した。

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 イスラエルメディアは17日、膠着するガザの停戦交渉を巡り、ハマスが短期間で譲歩しない場合、イスラエル軍がガザで「限定的」な軍事行動を再開する見通しだと伝えていた。軍はガザに多くの部隊を配備しており、大規模な作戦に発展する可能性もあるとしている。

 イスラエルメディアによると、停戦交渉のため仲介国エジプトを訪れていたイスラエルの交渉団は16日夜に帰国した。ハマス交渉団が18日にエジプト入りする見通し。

 停戦合意の第1段階は今月1日に期限を迎えたが、その後の進め方について協議は難航していた。

共同通信