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ミャンマー、地震死者3千人超す 軍政、発表22日まで停戦発表

 2日、ミャンマーの首都ネピドーで、がれきの撤去作業が続く建物の近くを行き交う人たち(AP=共同)
 2日、ミャンマー中部マンダレーで、食料を求めて並ぶ被災者ら(AP=共同)

 【マンダレー共同】ミャンマー軍事政権は2日、中部マンダレー近郊を震源とする大地震の死者が3003人、負傷者が4515人に達したと明らかにした。また被災者の救援と復興に全力を挙げるとし、2日から22日まで停戦すると発表。国軍に抵抗する三つの少数民族武装勢力も1日付の声明で停戦を表明しており、2021年2月のクーデター以降激化した内戦状態が一時収まる可能性がある。

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 民主派系メディアは、国軍が地震後も空爆を継続していると非難。軍政と関係が深い中国政府は、被災者の救助を優先するべきだとして双方に停戦を呼びかけていた。

 軍政のゾーミントゥン報道官は1500人以上の外国の救助隊員を受け入れ、日本を含む15カ国から約350トンの支援物資と約500トンの救助活動用の機材が到着したと説明。ただ被災地は通信環境が劣悪で、物資が確実に被災者に届けられるかどうか見通せない。

 軍政によると、これまで救出されたのは653人に上る。

共同通信

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