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大阪・関西万博、13日に開幕 国内20年ぶり、機運醸成が課題

 大阪・関西万博の開会式が行われる「EXPOホール シャインハット」(奥)=12日午前、大阪市此花区の夢洲
 13日に開幕する大阪・関西万博会場の定点撮影写真。更地から整備が進み、大屋根リングの周囲にパビリオンが立ち並んだ=大阪市此花区の夢洲(上から2021年12月、24年2月、25年4月8日、さきしまコスモタワー展望台から撮影)
 大阪・関西万博の開会式であいさつされる天皇陛下=12日午後、大阪市此花区の夢洲
 「EXPOホール シャインハット」で行われた大阪・関西万博の開会式=12日午後、大阪市此花区の夢洲

 大阪・関西万博が13日午前、人工島・夢洲(大阪市)で開幕する。大規模な万博の国内開催は2005年の愛知万博以来20年ぶり。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに10月13日まで開かれ、2820万人の来場を見込む。158の国・地域が一堂に会し、未来を想像させる最先端技術や独自文化を披露。持続可能な社会の在り方を探る。全国的な盛り上がりに欠けており、期間を通じて機運を高められるかどうかが課題だ。

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 12日午後は会場で開会式が開かれ、出席した石破茂首相は「世界の人々が対話し、交流する舞台を提供する。新しい日本の姿を世界に発信していく」と述べた。天皇陛下は「万博を契機として、世界の人々が持続する未来をともに創り上げていくことを希望する」とあいさつされた。

 会場は1周約2キロの大屋根リングが中心部を囲み「多様でありながら、ひとつ」の理念を体現する。目玉の一つは著名文化人が手がける八つのテーマ館。生物学者福岡伸一さんは、約32万個のLED電球が映し出す光の集結で、細胞分裂や動物の誕生を表現する。

共同通信

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