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広島で男性死亡、殺人で捜査本部 公園利用者が「助けて」と声聞く

 男性が血を流して倒れていた水分峡森林公園の現場付近。奥は管理事務所=13日午後0時44分、広島県府中町
 広島県警察本部

 12日午後10時半ごろ、広島県府中町の水分峡森林公園で男性が血を流して倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。直前に公園利用者が「助けて」という声を聞いたことなどから県警は13日、殺人事件と断定し、広島東署に捜査本部を設置した。80人態勢で身元や経緯を調べる。

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 署によると、12日午後10時ごろ「『助けて』という声を聞いた。(誰かが)もめているのではないか」と公園利用者から110番があった。駆け付けた署員が、公園の管理事務所近くで血を流してうつぶせに倒れている男性を見つけた。成人とみられる。身分証などは持っておらず、持ち去られた可能性もあるとみて調べる。

 現場はJR天神川駅から北東約2・8キロの山あいにある森林公園で、敷地内にはキャンプ場などがある。

 近くに住む70代女性は「夜に続々と救急車やパトカーが来た。普段はこんなことがないから怖い」と不安そうに話した。

共同通信

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