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神戸市×株式会社ノーリツ×神戸市立工業高等専門学校 水素エネルギーの社会実装に向けた事業連携協定の締結

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。詳細は上記URLを参照下さい。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

 神戸市(市長:久元 喜造)、株式会社ノーリツ(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:腹巻知、東証プライム上場)、神戸市公立大学法人(理事長:武田 廣)は、水素エネルギーの社会実装によるカーボンニュートラル実現に向けて、産官学の3者による事業連携協定(以下、「本協定」)を2024年6月25日に締結しました。

 本協定では、ノーリツが保有する水素燃焼の技術を活用し、水素の早期社会実装に向けた取り組みや水素分野の人材育成を図ることを目的としています。今後、本協定に基づき、3者の相互連携によって具体的な施策を展開します。本協定に基づく実証実験や人材育成については、神戸市公立大学法人が設置する神戸市立工業高等専門学校(校長:林 泰三)において実施します。



    




■ 本協定における連携事項
1.水素を活用した製品の早期社会実装に向けた実証実験に関すること
2.神戸市立工業高等専門学校の学生を対象とした水素分野の人材育成に関すること
3.その他、水素エネルギー等の普及・啓発に関すること

■神戸市 市長 久元 喜造 コメント
 本市では、「水素スマートシティ神戸構想」を掲げ、水素に関する先進的な技術開発実証を支援するなど、水素エネルギーの普及拡大に積極的に取り組んでまいりました。
 本協定の締結により、これまで以上に市民生活に身近な分野における水素の社会実装が進むことを期待しています。
 また、水素分野における若手技術者の育成とともに、水素関連の技術開発に挑戦する市内企業への関心を高め、学生と企業の新たな交流が生まれる事を期待しています。

■株式会社ノーリツ 代表取締役社長 腹巻 知 コメント
 当社は、給湯器やガスコンロといった生活に密着する「なくてはならない製品」を通じて、豊かな暮しの実現に貢献してまいりました。2050年に目指すカーボンニュートラル社会においても“お湯のある豊かな生活”をお届けしていくために、CO2排出ゼロの水素 100%燃焼給湯器を開発し、2023年12月に発表しました。
 本協定の締結により技術開発を加速させ、水素エネルギーが本格的に利活用される未来を見据えて家庭用での実用化を目指します。また、次世代を担う若手技術者の人材育成を通じて、更なるイノベーションを生み出し水素社会の実現に貢献してまいります。

■神戸市立工業高等専門学校 校長 林 泰三 コメント
 本校では、時代に対応したハイレベルで実践的な技術者育成のため、情報教育や危機管理に関する教育に加え、グリーン(環境、エネルギー、脱炭素等)に関する教育を今後強化してまいります。
 本協定に基づく人材育成の取組みを通じて、学生達がカーボンニュートラル実現に向けて学びを深め、得られた知見・経験を将来の技術開発・研究開発の現場で活用してくれることを期待しています。



参考:ノーリツが開発する水素100%燃焼給湯器について




①安全に安定した“お湯”を提供
水素を扱う上で課題とされる異常燃焼を防止する異常燃焼防止構造を採用するとともに、万一の異常発生時も安全に停止します。

②従来ガス給湯器と同等の使い勝手/快適性を維持
従来ガス給湯器と同様の最大能力(24号)、最小能力(2.4号)を実現し、最大流量から最小流量まで、安定したお湯を提供します。

③従来ガスから水素への切り替えにも対応
2030年までの低炭素化フェーズ、2050年に向けた脱炭素フェーズとエネルギーが多様化する中でも、ガス流量調整部品の交換とソフトウェアの切り替えによって、従来ガスから水素100%へ容易に切り替えが可能です。

④国内での実用化を見据えた排気方式を採用
国内で主流の屋外標準設置型(前方排気式)を採用。また、水素インフラの拡充が進む欧州・豪州市場での展開も想定し、屋内標準設置型(上方排気式)の開発も推進します。


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