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COP28議長が損失・損害基金の歴史的な初の理事会で、永続的で前向きな社会経済的支援の実現へ全面機能する基金で進歩の積み上げを締約国に要請

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アブダビ(アラブ首長国連邦), 2024年5月1日 /PRNewswire/ -- 国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)議長のスルタン・ジャベル(Sultan Al Jaber)博士は4月30日、「損失と損害に対応するための基金理事会の第1回会合」で締約国に対し、「進歩を積み重ね」、気候変動に対して最も脆弱な人々を支援するために、「永続的で前向きな社会経済的影響」をもたらすよう促しました。

ジャベル博士は演説の中で、COP28で基金の運用開始の合意を提出したことは「気候変動対策の進展に大きな前進」ではあるものの、さらに取り組む必要があると述べました。

COP28議長は、「十分に機能する基金でその前進を確実に積み上げていきましょう。バクーで開催される第29回締約国会議(COP29)で承認される基金、直後に資金を支出する基金、そして今後数十年にわたって影響を与える永続的で前向きな社会経済的効果をもたらす基金です」と述べました。

損失と損害は1991年に初めてCOPの議題に挙がり、「この基金の設立には30年以上かかったが、気候変動は止まっていません。現在、世界のどの地域も脆弱な状態にあり…気候変動の影響は明白で、どこでも命と暮らしに危険をもたらしています」

理事会のUAE代表であるAbdulla Balalaaエネルギー・持続可能性担当外務次官補は、「締約国は30年ぶりに資金調達協定と損失・損害基金の運用でCOP28初日に歴史を作りました。この成果は、特に脆弱な発展途上国の支援に向けた全締約国の世界的な団結を反映したものです。理事会はこの使命を野心的に遂行する重要な役割を果たしており、我々はこの最初の会合で強固な基盤と、全員が誇りにできる成果を残さなければなりません」と述べました。

気候変動の悪影響に対して特に脆弱な発展途上国を支援する基金の運用と資本化に関する合意は、COP28の初日に可決されました。このような実質的な決定がCOPの初日に実現したのは初めてです。

総額7億9200万米ドルが損失と損害に関する資金調達の取り決めとして約束され、このうちUAEの1億米ドルを含めて現在までに6億6200万米ドルが基金に確約されています。  

ジャベル博士は「良いスタートでした。これで十分ではありません」「私は具体的な約束を表明できるすべての締約国に呼び掛けます。この基金を強固なものにしましょう。有効なものにしましょう」と述べました。

さらに、基金は「脆弱な地域社会の現実の人々が気候の影響から回復できるよう支援するべきです」「これらの地域社会をより良く、より強く、より回復力を持って再構築するべきです。それは長期的に生活と生計を改善するはずです」

「UAEコンセンサスと並んで、損失と損害に関する決定は、気候変動対策の進展にとって大きな飛躍でした」と宣言し、損失と損害に対する支援は1991年以来、COPの議題になり、「気候変動対策の新たな先導役となりました」とジャベル博士は断言しました。

昨年のこの基金の導入決定は、先行会議が行き詰まった後にアブダビで開催された第5移行委員会も含むCOP28に向けた一連の移行委員会会合に続くものでした。

(日本語リリース:クライアント提供)
PR Newswire Asia Ltd.

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202405010246-O1-V5rZ8NNy

PR Newswire
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