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【PR】半導体産業 大崎から世界へ|新春トップインタビュー2025

株式会社RSテクノロジーズ▶代表取締役社長 方 永義氏

▷事業について。
 半導体の基板シリコンウエハーの再生事業で、世界市場シェア33%(SEMIデータに基づく推計)のトップ企業です。
 半導体製造の前工程では、シリコンの円盤に微細な回路などを何重にも焼き付ける化学処理を行います。本製品出荷までにはテスト稼働が必要で、その際に使用する膨大なテストウエハー(モニターウエハー、ダミーウエハー)に付着した化学物質などをまっさらな状態にクリーニングするのが「再生加工」です。

▷宮城県大崎市の三本木工場の役割は。
 当社は2010年設立、15年東証上場の日本企業で、日本、台湾、中国に拠点を有し、三本木は米国、欧州、日本を中心とした世界的メーカーと取引する旗艦工場です。主力の300ミリウエハーの処理能力は24年12月末現在で月産32万枚、従業員は約450人です。

▷今年の展望を。
 半導体需要の増加に対応し、三本木工場に150億円の設備投資を実施し、生産ラインを新設します。26年に110~120人の採用を進め、27年の稼働を予定しています。
 新品のテストウエハー生産は電力使用量が大きく、10回以上のリサイクルも可能にする当社の再生技術はCO2排出量の抑制に貢献します。
 当社グループは宮城県栗原市で21年に半導体関連、福島県浪江町で23年に再生可能エネルギー関連の工場を立ち上げました。東北シリコンロードから世界に貢献していきます。

株式会社RSテクノロジーズ