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【PR】企業の不妊への理解深める|新春トップインタビュー2025
仙台ソレイユ母子クリニック▶理事長 村川 晴生氏
▷昨春、東北大大学院で生殖技術開発講座を開設しました。
2016年の開業前からの構想がやっと実現できました。われわれの仕事は、患者さまの声を聴き、薬を投与したり手術したりすること。研究や実験はなかなかできません。
東北大は世界最高レベルの研究力を目指す「国際卓越研究大学」に認定されました。農学部や薬学部と共に新しい治療法や検査方法を探っています。現在、男性不妊の精子を用いた研究や、精子や卵子の活性化につながる微量元素の研究が進んでいます。
▷不妊治療を経験した親子のサポートも行っています。
民間の子育て支援団体と連携し、同じ経験をした親子同士が集まって共感したり相談し合ったりする機会を設けています。絵本の読み聞かせや運動会、炊き立ておにぎりの食事会などを月1回ペースで実施し、助産師や保育士らに相談できる体制も整えています。
▷企業向けにプレコンセンプションケア(妊娠前の体調管理)を提案しています。
企業が女性の健康課題に対応することは企業価値の向上につながると考え、健康経営の一環としてお話ししています。検査や栄養指導はもちろん、企業側に不妊治療や妊娠、出産への理解を深めてもらうことが大切だと考えています。
日本は5・5組に1組が不妊と言われています。晩婚化、晩産化が進む中、不妊治療や妊娠、出産を経験しても安心して働ける土壌をつくりたいです。