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【PR】誰もが輝ける場、つくりたい|新春トップインタビュー2025

東洋ワークグループ 株式会社クリーン&クリーン▶代表取締役社長 猪又 明美氏

▷今年は障がい者雇用に取り組んでから30年になるそうですね。
 現在、当社の従業員のうち、障がい者手帳を持っている人は約40%。種別では、重度知的・知的障がい者で80%以上を占めています。障がい者の受け入れ、定着、能力向上とステップを踏んで、ここ2年は自立という方向にかじを切っています。 
 知的障がい者の給与としては平均より高い年収250万円に挑戦し、手が届く人もいます。また、仙台から埼玉の当社事業所へ異動し、一人で暮らせる社員も出てきており、これまで取り組んできたことに答えが出てきました。この取り組みを他のメンバーにも広げ、障がいがあっても自立できる環境や仕組みをつくっていきたいです。

▷勤続10年以上が約40%と長期勤続者が多いと聞きました。
 職場で仲間として受け入れる態勢が整っています。障がい特性を理解し、得意を伸ばすことを重視しています。「誰もが輝ける場」をモットーに、障がい者だけでなく高齢者や生活保護者など、社会的弱者の方が能力を発揮できる環境があります。

▷今年の抱負を。
 障がいがある社員の給与をさらに上げることを目指すと共にさまざまな仕事を体験させ、万一、当社を離れても他社で活躍できる社員に育てることが目標です。
 災害や不況などさまざまなことが起こっても、業種に関わらず企業が連携し、就職弱者だとしても必ずどこかに移動でき、社会で働き続けられるセーフティーネットを築くことが大事だと思います。

東洋ワークグループ 株式会社クリーン&クリーン